皆さんこんにちは。ヨシコシです。
FC2からライブドアへブログの引越しをいたしました。
まだ、 慣れぬ環境ですが、少しずつ手直しをしながら
よりよいブログにしていきたいと思います。
さて先日、 新木場の加工場へ設計の池上氏と
足を運んできました。
とあるお客様の庭にあった立派な松の木を、
お建て替えによってどうしても伐採せざるを得なくなり、
挽き板にして、1年半の間、材木屋さんの倉庫で乾燥させていたもの。
いよいよ製材し、これからダイニング・テーブルにしていきます。
左が設計の池上氏。右は新木場の職人さん。
職人さんと松の木目や状態を見ながら、板の並びを確認していきます。
この4枚の板は「やといざね」という方法で継ぎ、一枚の天板にします。
これはポロリと中が抜け落ちてしまった「死に節」の様子。
こうした穴はそのままにするのも味ではありあますが、
同じ松材で「埋め木」をして平らに均します。
こちらは、板の端の劣化の状態。もともと製材用に伐採された松では
なく、お客様の家の松の二次利用ですので、木材の状況には
限界もありました。端部をあと10センチ切りつめて、この繊維の腐れを
小さくすることにしました。
こちらは、脚部金物「スガツネ SP-M」を使って、
テーブルの足の試作を作ってチェックしているところ。
何しろテーブルの材料は「お客様の所有していた木」
まさに取り替えがきかないすべて一点ものの松の板です。
脚部の処理も慎重にしております。
こうした造作家具は、
市販の既製品やセミオーダー家具に比べて少々割高になります。
それでも、世の中で自分だけのために製作された完全な
オーダーメイドですから、味わい深いものです。
ちなみに松材は針葉樹です。反りや曲げが発生します。
内部からヤニも出てきます。
当初は木目を透かしたホワイト色をお客様が希望されていたので、
150番程度のサンドペーパーで天板の目荒らしをして、
オイルの染みつきを良くするつもりだったのですが、
将来的に、
松ヤニでホワイト色が黄ばみそうなこと、
日焼けした赤身部分が紫っぽく見えて、
日焼けしにくい白太部分と色の差が出すぎることなどを考え、
自然オイル塗装はクリア色に決めました。
色の変更をお客様にご承諾いただき、
造作のダインニング・テーブルは
あと1ヶ月くらいで出来上がります。
お読みいただきましてありがとうございました。
FC2からライブドアへブログの引越しをいたしました。
まだ、 慣れぬ環境ですが、少しずつ手直しをしながら
よりよいブログにしていきたいと思います。
さて先日、 新木場の加工場へ設計の池上氏と
足を運んできました。
とあるお客様の庭にあった立派な松の木を、
お建て替えによってどうしても伐採せざるを得なくなり、
挽き板にして、1年半の間、材木屋さんの倉庫で乾燥させていたもの。
いよいよ製材し、これからダイニング・テーブルにしていきます。
左が設計の池上氏。右は新木場の職人さん。
職人さんと松の木目や状態を見ながら、板の並びを確認していきます。
この4枚の板は「やといざね」という方法で継ぎ、一枚の天板にします。
これはポロリと中が抜け落ちてしまった「死に節」の様子。
こうした穴はそのままにするのも味ではありあますが、
同じ松材で「埋め木」をして平らに均します。
こちらは、板の端の劣化の状態。もともと製材用に伐採された松では
なく、お客様の家の松の二次利用ですので、木材の状況には
限界もありました。端部をあと10センチ切りつめて、この繊維の腐れを
小さくすることにしました。
こちらは、脚部金物「スガツネ SP-M」を使って、
テーブルの足の試作を作ってチェックしているところ。
何しろテーブルの材料は「お客様の所有していた木」
まさに取り替えがきかないすべて一点ものの松の板です。
脚部の処理も慎重にしております。
こうした造作家具は、
市販の既製品やセミオーダー家具に比べて少々割高になります。
それでも、世の中で自分だけのために製作された完全な
オーダーメイドですから、味わい深いものです。
ちなみに松材は針葉樹です。反りや曲げが発生します。
内部からヤニも出てきます。
当初は木目を透かしたホワイト色をお客様が希望されていたので、
150番程度のサンドペーパーで天板の目荒らしをして、
オイルの染みつきを良くするつもりだったのですが、
将来的に、
松ヤニでホワイト色が黄ばみそうなこと、
日焼けした赤身部分が紫っぽく見えて、
日焼けしにくい白太部分と色の差が出すぎることなどを考え、
自然オイル塗装はクリア色に決めました。
色の変更をお客様にご承諾いただき、
造作のダインニング・テーブルは
あと1ヶ月くらいで出来上がります。
お読みいただきましてありがとうございました。
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