皆さんこんにちは。奥ゆかしい伝統好きのヨシコシです。

今朝は、
半年間じっくりと打合わせを続けてきた
関町南IM邸新築工事の地鎮祭でした。


地鎮祭で、
神様に事前のご挨拶です。
これから地面を掘削して建築工事を行うにあたり、
神主さんに仲介役になっていただき、
神様に祭壇のある現地へ降りてきていただきます。

地鎮祭1
お施主様や工務店は、用意したお酒やお供えものを神様へ献上して、
その土地で工事を行うご承諾をいただき、
気持ちよく天に帰っていただけるようにいたします。


地鎮祭2
世界にはいろいろな儀式がありますが、わたしたち日本のこの一般的な神道の地鎮祭典は、
自然を敬う日本人らしい礼節があります。
神主様、お施主様、設計者、監督、営業、社長が
心を一つにして、神様へお祈り。
工房の社長は足が不自由なため、椅子に座ってお祈り。
杖をついて地鎮祭に来てくれる社長が好きです。


もちろん、

ご挨拶は、
人間と神様だけでなく、人間と人間の関係、
建築する側と近隣の方々の関係も
良好に維持することも大切になります。

事前のご挨拶をさせるかどうかでも、
工事へ向けられる視線は変わってきますし、
元請業者がいくらがんばっても、
働く職人の一人ひとりが気をつけて工事を進めていかなければ、
トラブルは発生します。

近隣の方々は
工事中の非日常的環境に対して、良心で我慢しているため、
現場が配慮に欠けたちょっとした行為を積み重ねていきますと、
ストレスからやがてはクレームへ発展していきます。

近隣の方々にとっては、
都内近郊は土地が密集しており、
施工中に発生する騒音や埃、通行の妨げなど、
平穏な日常と異なる環境に晒されてることへの
我慢を強いられます。

工事をする側からすれば、
毎現場、建築に騒音や振動や埃はつきものと思い、
ある意味で感覚的に麻痺しやすいところ、
一般の方の目線を大切にすることが大事になってきます。

お施主様にとっては、
建てた後もずっとお付き合いをしていく近隣の方々に
ご迷惑をかけないような施工を望みます。


そうした関係性の中で、
ヨシコシが、近隣の皆様へご挨拶に伺う際にいただけた
一番ありがたい言葉
感銘を受けた言葉があります。

「お互いさまですから」


ご挨拶に伺って、このようなお声掛けをいただきますと、
大変ありがたく思えて、気持ちは一層引き締まります。

そのような「お互いさま」の基底には、
やはり古き良き日本社会の姿が今でも輝いているように思えるのです。
大らかな気持ちで工事を受け入れてくださる方々を裏切らないためにも、
建築する側は、
自然とより良い現場運営を心掛けたい気持ちになります。


これから半年間かけて、この外断熱RC造を施工していきます。
近隣の皆様にはなるべくご迷惑をかけないよう、
お施主様へは、堅牢で快適な住宅を提供したいです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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