キッチンを考える

皆さんこんにちは。料理は好きで片付けが苦手なヨシコシです。
皆さん料理はお好きですか?

クッチーナ クリテリオ
フルオーダーキッチンのクッチーナ 「criterio(クリテリオ)」シリーズ
アイランド・タイプ(品川区Y様邸/重量鉄骨造3階建) 


炊事は、つくる、食べる、片づける順番です。
食べるのは食卓ですので、キッチンにおいてはつくる、片づけるのみ、
常に作業だけをする場所になります。
キッチンのシンクで湯船がわりにする人や、
天板の上で座禅する人はおそらく世の中にほとんどいません。


キッチン自体の機能やデザインは各社日進月歩で進化しております。

LIXIL、TOTO、クリナップ、パナソニック、トーヨーキッチン、
クッチーナ、キッチンハウスなどのメーカーの他、
造作キッチンを得意とするエクレアさんやハミルトンさんなど、
多種多様です。

意匠としてのキッチン、動線としてのキッチン、機能としてのキッチン
をバランスよく考えていく必要があります。

見た目やデザインだけで選んでしまいますと、
きっと後でリフォームがしたくなってきます。

今日は、メーカーやデザインを検討する前に
キッチンで大切な2つのポイントをご紹介します。
この2つのポイントを理解しますと、
<キッチン道>を極めるにあたりまして
最初の入り口に立つことができます。


■ポイント1
「理想のワークトップ高を計算」


ワークトップ高とは、床からキッチン天板までの高さをいいます。

お料理する人の理想のワークトップ高の算出は、簡単です。

(身長÷2)+5cm

仮に身長を160cmとしますと、
160cm÷2+5cm=85cm → ワークトップ高は85cmとなります。

各メーカーさんは80、85cmのワークトップ高さを標準としてますので、問題ありません。

ところが、俳優の阿部寛さんのように189cmも身長がある人や、
巨人の方は99.5cm以上のワークトップ高となり、
そうした場合にはキッチン家具屋さんに製作を依頼するのがよさそうで

■ポイント2
「ワーク・トライアングルを検討する」


男女の3角関係は疲れて嫌になりそうですが、
キッチンの3角関係はとても大切です。

このキッチンの3角関係を「ワーク・トライアングル」と言います。

「コンロ」と「シンク」と「冷蔵庫」が△の形で結ばれ、
一辺の距離が2m以内に配置されていれば、
キッチンはとても使いやすいと言われています。


キッチンに限らず、
書斎、コクピット、パチンコの換金所、煙草屋さんなど、
限られたスペースで効率的に作業をするには、
機能やデザイン以前にそれぞれの配置の検討がまず肝心ということです。


今日はキッチンを選ぶ前に考えておく2つのポイントのお話でした。


後片付けが苦手な世の御主人様方、

「うちはどうもワークトップが体に合わないんだよね、
ワーク・トライアングルも悪くってねえ・・・」

と言い訳をしてみて下さい。

100%の確率で奥様に怒られます。