皆さんこんにちは。
雨にも風にも負けない宮沢賢治風のヨシコシです。

今日は会社から歩いて10分のところにある
2×4工法の3階建の建築現場へ行ってきました。

2×4工法の現場は、
1日2日でフレームの組み上がる軸組工法とは異なり、
1階床→1階壁→2階床→2階壁→3階床→3階壁という順で
フレーミング作業に取り掛かり、通常3週間くらいかかります。

よって屋根がかかるのは最後。

ということは・・・

フレーミングの途中で雨が降ると
床がびしょびしょになってしまう難点があります。

ここ数日の強雨で現場の床合板の状態が心配でしたので、
現場を確認してきました。
床
雨対策として、床合板に撥水材を事前に塗布しておきましたので、
床に水はほとんど染みておらず、
今日の強風もあって撥水材で弾かれた床合板の水溜りも
かなりの早さで渇いてきており良好な状態で安心しました。


このお建物は敷地が17坪程、最小で幅員2mの狭い私道に面しており、
4t車が入れない大変な現場のひとつです。
レッカー車が入れない狭小道路のため、軸組工法ではなく
2×4工法の手組みを想定してプランに取り掛かりました。
ファザード
設計担当と私ではじめて現場を見た時、北側はかなり暗い感じで
風の抜けもいまひとつに思いました。


ところが、ぐるりと周囲を一周してみると
「これは奥まった狭い場所だけれど、風と光の入り込み方を工夫すれば、
とてもいい家になりそうだ!」
という確信が芽生えます。


なんと、敷地の奥側の南西面は、
ありえないくらいの開かれ方をしておりました。
パース1
この南西方面からの卓越風の流れや陽射しの入りが素晴らしく
住宅が密集した狭小敷地とは思えないような好立地です。


写真外観
実際の建築現場の様子。当初からパースを使って入念に
チェックしていたので、思い通りに仕上がってきています。


陽の入り方や空間ボリュームをCGで確認。
吹抜け
大きな吹抜けの高い位置に窓を設けて部屋の奥まで陽射しを取り込みます。
大きな吹き抜けは、床面積は狭くなりますが、空間的には、より明るく、開放感もUP!
床の狭さを感じさせない気持ちよさが生まれます。


吹抜け3階
大きな吹抜けは、空間の気積が大きく、冬は寒くて夏は暑くなりがちです。
高い断熱性能をベースとする工房では、大きな吹抜けでも快適な生活が楽しめます。




品質心得
デザインよりも大事にするべきものやっぱり品質だと思います。
必ず現場に掲げられる工房の「品質心得」



現場は3階床まで組みあがっており、
6.7畳分の大きな吹抜けは、思い描いたとおりの陽射しの入り方ができており
気持ちのよい空間になっていました。


7月の竣工が楽しみです。

フレーミング工事が完了しましたら
お施主様と現場で壁の色などをお打合せをいたします。
今から楽しみです。