皆さんこんにちは。

シド・バレットの音楽が好きなヨシコシです。
私はテンションが上がりやすい気質なのか、
趣味の音楽は暗い音の方が心の平穏を保てるようです。

先週金曜日、
90歳過ぎの祖母が

胆管結石で緊急入院してしまい、

翌日、東浦和の病院へお見舞いに行きました。

 

C館のナースステーションの看護士さんが

病室へ案内しながら笑顔で話し掛けてきました。

 

「ご長男さんですよね?」

 

「(えっ)?!」

 

私は90過ぎの祖母の長男に間違えられたショックから、

いっそのこと、この場で倒れて自分もここにお世話になろうかと思ったのですが、

我慢して病室に入りました。

幸い祖母は
一晩で孫の手を握れるくらい元気になっており

かぼそいながら笑顔でした。

 

「もう一週間したらお口からごはん食べれるんですって!

先生がねえ、そうおっしゃってて。
せいいちろう君、ほんと忙しいだろうに、わざわざきてくれて
ありがとうね~。」

 

90過ぎて必死に生きる祖母の一週間。

何でもない私の日常の一週間。

時の重みの違いを感じました。

 


翌朝の日曜日。

お世話になっている方に誘われて
福島県いわき市へ。

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福島県主催のパフォーミングアーツフェスティバルでの
ミュージカル「タイムライン」の観劇でした。

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「タイムライン」のプロモーション動画





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舞台には被災地のマッピングがされていました。
 
ミュージカルは
被災した福島の中高生の生徒によって作られたもので、
話題になっているものです


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「タイムライン」の
作・演出は藤田貴大さん

音楽は大友良英さん、
写真映像は石川直樹さん

振付は酒井幸菜さん。
 

第一線で活躍するプロが

30数名の被災地中高生を束ね、
ワークショップで半年以上かけて創り上げたミュージカルです。


何でもない日常の尊さ。
人はそれをつい忘れがちであります。
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あの日は、
天気予報によると

「冬型の気圧配置」で「強めの寒気」
だったそうです。

人々はいつものように

何でもない日常を送っていました。


朝寝床から起こしてくれる親に不愛想な言葉を返す日常、

通学途中に友達と喋る四方山話、
何気ない会話で紡がれるとりとめのない日常 

子供達はいつか懐かしいと思うだろうか。
そんなことを学生達に考えさせながら
創り上げてきたものでした。 


ミュージカルに出ていた生徒達は、

プロの大人のサポートを受け

アドリブ散りばむJAZZセッションのようなこのミュージカルを通じ、

被災体験を各々の人生に落とし込んでいるように思えました


素晴らしいミュージカル!

 

 

観劇後、ホールでテレビのインタビューを受けました。

 「最後に何か感じたことはありますか?」

 

私はふと
昨日の何でもない看護師さんとの会話を思い出しました。

看護士さん。私は孫ですよ。

 



観劇後、街中を散策しました。

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蔵を改装したBARや美容室がありました。 

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路地裏の飲み屋街。静まり返る日中。
たまに横切るネコ。これもいつもの日常です。


お読みいただきありがとうございました。