皆さんこんにちは。
すっかり四十肩の痺れに慣れてきたヨシコシです。

今日は、
先日お引渡しをさせていただきました杉並区の混構造の家の写真を
UPさせていただきます。

設計は「劇的ビフォーアフター」で何回も登場されている
京都の建築家・豊田悟先生、
そして豊田先生の設計サポートをさせていただいたのが工房・石川女史。

混構造 半地下室 ガレージ


高低差2mほどの敷地にて築30年の戸建て住宅を、
より空間を有効に利用した3層の混構造に建替えました。

半地下室 ガレージハウス 混構造


詳細はHPの「施工事例」と「OB宅訪問記」に近々にUPいたします。

豊田先生より、再度お声掛けをいただきまして、
昨年の秋に建て主のH様ご夫婦のご自宅へはじめてお伺いした日、

H様は、なんと

その場で建築の依頼先を工房に決めてしまいました。

建築模型


まだ御見積もお出ししていない
初回のご面談。

びっくりいたしましたが、
それだけH様は豊田先生をご信頼されていました。

「豊田先生のおすすめする工務店さんが工房さんなら、もう工房さんに決めましょう。」

ご判断の早さに驚きましたが、
ご信頼にきちんとお応えするようがんばらせていただきました。

造作家具 テレビ台


豊田先生は、建築家さんとしては大ベテラン。

私にとっては雲の上の存在ですが、
大らかで人を包み込むような優しいオーラがあり、
旅好き、インド好き、とても波長の合う方です。

そんな大らかな豊田先生が設計された計画は、
細部のディテールの詰めが実に難しい計画でした。
半地下室のある混構造で、RC部と木造部との断熱ラインや
RCの基礎梁を逆梁にしてガレージの高さを確保したり、
階段の内法をぎりぎり確保するために断熱塗料で仕上げまでの壁厚が
フケないようにしたり。

石川女史も、
京都に設計事務所を構えている豊田先生を
補佐すべく大活躍。

毎回、どっさりと質問や確認事項やサンプルを携えて
御客様との打合せに臨む細やかな気配りは
すぐにお施主様の御信頼をいただけました。


シアタールーム


半地下シアタールームの天井高を確保するために
ガレージの床面からさらに掘り下げる構成にしたりと、
性能や品質を落とさずにできることを目一杯工夫しました。

シアタールーム

シアタールームでくつろぐ御主人様。

以前の建物に住んでいた時と異なり、

「家でのんびりしたい気持ちが強まり、そうした時間も
スケジュールの一つとしてカウントするようになった」

そうです。


書斎 本棚

3畳の書斎。


監督は朝4時半出社の新庄貴男、
早朝からぬかりのない工事管理で
難しい施工計画を乗り切ってもらいました。

以前は北側にあったリビングも、
南北に風の通るリビングに様変わりし、明るい家になりました。

柿渋を塗った化粧梁。
少しでも天井を高くする工夫のひとつからそうなっています。

LDK 造作家具 


シナの板目の突板を染色し、
その上からウレタンクリアを塗って深みを出した造作家具。

何度も指示を出し、サンプルチェックをして、
より上品な高級感を醸す工夫をいたしました。

リビング 壁面収納 造作家具


広いバルコニーや外部のデザインは奥様のご趣味。
石張りの外壁にヨーロッパ調の玄関灯。

玄関ポーチ照明

外構門扉 ロートアイアン

ガーデニングが好きな奥様は、
ロートアイアンの門扉をお選びになりました。

施工中は、御打合せの度に
奥様の手料理を御馳走になってしまいました。

無事に竣工し、
家がとても静かで暖かいことに驚いていただきました。

H様も、「建替えて大成功だった」と大満足で、
そうしたお言葉が何より嬉しく思います。

豊田先生といつかまた
一緒にお仕事ができる日を
楽しみにしているヨシコシでした。

お読みいただきありがとうございました。