皆さんこんにちは。
ずいぶんご無沙汰しておりました、ヨシコシです。
昨日、物入れを掃除しておりましたら
22年前にネパールを旅した頃の旅日記が
物置の奥から出てきました。
今はキーボードを入力して出先からでも
FacebookやInstagramなど、
瞬時に人と意識がつながるのですが、
皆さんご存知ひと昔前は、
旅をしても帰国するまでは
自分が経験したことを人と共有できませんでした。
毎日その日の出来事を克明に記録に残しておりました。
私の場合、
日記に沢山のスケッチが記されてました。
コミュニケーションが直感的な便利さを帯びてきますと、
時間を掛けて人が体を動かすことへの
時間と労力の感覚が徐々に鈍くなってきます。
建築の世界は、
インターネットを介したコンビニエントな動きが
最も反映されにくい業種の一つで、
<簡単・便利>と<大変・苦労>のアンバランスの谷は未だ深い。
逆に言いますと、
手間暇を掛けた建物ほど
建物の付加価値は上がりやすくなります。
本日お引渡しとなった
東京北区の共同住宅も
相当な手間暇を掛けてようやく竣工しました。
まだ外構土間コンクリート打ちなど
残工事は残っております。
では、どんな建物かWEB内覧会でございます。
設計はBE-FUN DESIGN一級建築士事務所
若手設計者の森さん。
建物の一階は
南北にセランガンバツの敷かれたコモンテラスがあり、
ここを風が気持ちよく吹き抜けていきます。
どの部屋も、
このコモンテラスのおかげで
適度なプライバシー感が保たれております。
3戸の賃貸と3戸のオーナー部。
同じ間取りの部屋は一つもありません。
また、建物の角は、直角部分が数えるほどしかありません。
さらにロフトや吹き抜け、入り口の場所もバラバラ、
最初は図面を理解するのも大変でした。
ガラス張りのサニタリー
ある部屋は、
1階から2階ロフト天井まで
連続した高い吹き抜けになっています。
天井の高さが
とても通常のアパートでは経験できないような
マッシブな空間です。
こうしたユニークな間取りは、
築年数がいくら古くなっても空間の個性が色褪せず、
周辺一帯の競争に巻き込まれることなく
周辺で一人勝ち状態になります。
東京にはこうしたユニークな部屋に住みたいと考えている
個性的な若い方々も他の都市に比べて多いと思います。
一般主流層のマジョリティーを相手にしないところで勝負しています。
BE-FUN DESIGNさんは
そうした付加価値を提供する
共同住宅に特化した珍しい設計事務所さんです。
親しい工務店さんの紹介でこの計画を知ることになり、
施工見積コンペの末、
施工品質と住宅性能面で建主様にご評価をいただき
お仕事をさせていただけることになりました。
明るいバーチのフローリングと
ガラス張りのサニタリー。
ロフトのFRPグレーチング
板張りのアクセント壁
造作TVボード。
750角の大板タイル。
蹴込みのない明るい階段。
強度を担保するのが結構大変でした。
乱尺オークの無垢フローリング。
シナ合板の造作建具。
実はこの建物は
外周壁まわりに105mm厚のグラスウールで
北海道のⅠ地域の断熱基準を満たす壁断熱仕様になっています。
オーナー部の窓は
ハイブリッドサッシの複層ガラスでアルゴン入り。
熱交換換気を採用しています。
デザイナーズの共同住宅といっても、
中身は別物の高性能共同住宅。
性能のいい共同住宅は
都内にほとんど存在しませんので、
かなりレアな建物だと思います。
デザインと性能を両立させた
保温性能の非常に高い建物ですので、
30度を超える真夏日でも、
南北の窓を開けて風の動きをつくるだけで、
エアコン無しでやせ我慢せずに過ごせるくらいです。
デザインのいい建物を施工できる工務店は沢山あります。
それに加え、
性能も引き上げる提案をし、
温熱環境的な快適さを付け加えるのが
私の仕事の面白みの一つであります。
建築家さんは日の光や外部との連続性が大好き。
とにかく窓ガラスが大きい傾向にあります。
それなのに性能に無頓着ですので、
真夏と真冬の住み心地の悲惨な家が世の中に沢山あります。
せっかく床から天井くらいまでの大きな窓があるのに
実際には、
年がら年中カーテンやブラインドが閉めっきりになっている家
見たことありませんか?
9月10日に
BE-FUN DESIGN様とお客様の共催で、
竣工内覧会を行うそうですので、
ご興味ある方は、ヨシコシまでご一報ください。
デザインと性能が備わった珍しい共同住宅の
ご案内でした。
久しぶりのBlog更新でしたが、
お読みいただきありがとうございました。
ずいぶんご無沙汰しておりました、ヨシコシです。
昨日、物入れを掃除しておりましたら
22年前にネパールを旅した頃の旅日記が
物置の奥から出てきました。
今はキーボードを入力して出先からでも
FacebookやInstagramなど、
瞬時に人と意識がつながるのですが、
皆さんご存知ひと昔前は、
旅をしても帰国するまでは
自分が経験したことを人と共有できませんでした。
毎日その日の出来事を克明に記録に残しておりました。
私の場合、
日記に沢山のスケッチが記されてました。
コミュニケーションが直感的な便利さを帯びてきますと、
時間を掛けて人が体を動かすことへの
時間と労力の感覚が徐々に鈍くなってきます。
建築の世界は、
インターネットを介したコンビニエントな動きが
最も反映されにくい業種の一つで、
<簡単・便利>と<大変・苦労>のアンバランスの谷は未だ深い。
逆に言いますと、
手間暇を掛けた建物ほど
建物の付加価値は上がりやすくなります。
本日お引渡しとなった
東京北区の共同住宅も
相当な手間暇を掛けてようやく竣工しました。
まだ外構土間コンクリート打ちなど
残工事は残っております。
では、どんな建物かWEB内覧会でございます。
設計はBE-FUN DESIGN一級建築士事務所
若手設計者の森さん。
建物の一階は
南北にセランガンバツの敷かれたコモンテラスがあり、
ここを風が気持ちよく吹き抜けていきます。
どの部屋も、
このコモンテラスのおかげで
適度なプライバシー感が保たれております。
3戸の賃貸と3戸のオーナー部。
同じ間取りの部屋は一つもありません。
また、建物の角は、直角部分が数えるほどしかありません。
さらにロフトや吹き抜け、入り口の場所もバラバラ、
最初は図面を理解するのも大変でした。
ガラス張りのサニタリー
ある部屋は、
1階から2階ロフト天井まで
連続した高い吹き抜けになっています。
天井の高さが
とても通常のアパートでは経験できないような
マッシブな空間です。
こうしたユニークな間取りは、
築年数がいくら古くなっても空間の個性が色褪せず、
周辺一帯の競争に巻き込まれることなく
周辺で一人勝ち状態になります。
東京にはこうしたユニークな部屋に住みたいと考えている
個性的な若い方々も他の都市に比べて多いと思います。
一般主流層のマジョリティーを相手にしないところで勝負しています。
BE-FUN DESIGNさんは
そうした付加価値を提供する
共同住宅に特化した珍しい設計事務所さんです。
親しい工務店さんの紹介でこの計画を知ることになり、
施工見積コンペの末、
施工品質と住宅性能面で建主様にご評価をいただき
お仕事をさせていただけることになりました。
明るいバーチのフローリングと
ガラス張りのサニタリー。
ロフトのFRPグレーチング
板張りのアクセント壁
造作TVボード。
750角の大板タイル。
蹴込みのない明るい階段。
強度を担保するのが結構大変でした。
乱尺オークの無垢フローリング。
シナ合板の造作建具。
実はこの建物は
外周壁まわりに105mm厚のグラスウールで
北海道のⅠ地域の断熱基準を満たす壁断熱仕様になっています。
オーナー部の窓は
ハイブリッドサッシの複層ガラスでアルゴン入り。
熱交換換気を採用しています。
デザイナーズの共同住宅といっても、
中身は別物の高性能共同住宅。
性能のいい共同住宅は
都内にほとんど存在しませんので、
かなりレアな建物だと思います。
デザインと性能を両立させた
保温性能の非常に高い建物ですので、
30度を超える真夏日でも、
南北の窓を開けて風の動きをつくるだけで、
エアコン無しでやせ我慢せずに過ごせるくらいです。
デザインのいい建物を施工できる工務店は沢山あります。
それに加え、
性能も引き上げる提案をし、
温熱環境的な快適さを付け加えるのが
私の仕事の面白みの一つであります。
建築家さんは日の光や外部との連続性が大好き。
とにかく窓ガラスが大きい傾向にあります。
それなのに性能に無頓着ですので、
真夏と真冬の住み心地の悲惨な家が世の中に沢山あります。
せっかく床から天井くらいまでの大きな窓があるのに
実際には、
年がら年中カーテンやブラインドが閉めっきりになっている家
見たことありませんか?
9月10日に
BE-FUN DESIGN様とお客様の共催で、
竣工内覧会を行うそうですので、
ご興味ある方は、ヨシコシまでご一報ください。
デザインと性能が備わった珍しい共同住宅の
ご案内でした。
久しぶりのBlog更新でしたが、
お読みいただきありがとうございました。
コメント