皆さんこんにちは。
最近、設計陣のBLOGへの参加を企てている
ヨシコシです。

ヒライ氏と私以外の人も、このブログに参加できれば
より多角的な切り口が生まれるというものです。請うご期待!

先日、「OB宅訪問記」の取材に行ってまいりました。
編集者兼鍋評論家の佐藤倫朗さんとカメラマンさんと
OBのお客様を訪問し、あれこれ当時を振り返っていただく企画です。

工房のHPのトップの赤丸の部分が「OB宅訪問記」の入り口です。
OB宅訪問記 工房


ここには、
現在19組のOBのお客様への取材原稿が
掲載されております。
OB宅訪問記 工房



今回、20組目の取材は
荒川区にある重量鉄骨造の3階建の共同住宅。

奇抜でなく、
でも、
普通と言われれば
それとも違う
大壁のある外観。

鉄骨造 共同住宅


JR日暮里駅から徒歩5分の好立地。

 鉄骨造 共同住宅

エントランス。
片面のみタイル張り。
マンションのエントランスのように
落ち着いた雰囲気に。
鉄骨造 共同住宅

エントランスホール。
鉄骨造 共同住宅

明るくて開放的な階段。
鉄骨造 共同住宅


玄関から廊下の先の部屋を眺めたところ。
鉄骨造 共同住宅

コンパクトなIHキッチン。
各階で異なるパステルカラー。
鉄骨造 共同住宅


ロフト付の部屋。
鉄骨造 共同住宅

御客様は都内と千葉と埼玉に
7つのマンション(合計50室くらい)を経営し、
その全室において、
修繕の段取りから家賃の回収まで
自分で行っています。

空室時の客付け以外、
すべて御夫婦自身で行っている
賃貸経営のプロです。

この建物では、
高い材料を使わずに高級感を出す工夫について、
沢山の打合せのやり取りを重ねさせていただきました。

その結果、

「ここは、連れてくればすぐに入居が決まる。楽な物件」

と、
不動産業者さんに言ってもらえるようになったそうです。

お伺いすると御夫婦にはいつも

「おかげさまで、ここは空きが出てもすぐに満室です」

と御礼を言われます。
賃貸経営の姿勢を学んだのは私の方ですが。

周辺で競合する共同住宅に負けないこの建物。

周りを歩いても共同住宅は沢山あるのですが、
どこも生産効率と建築法規とコストを最大限に
意識したミニマムな姿といいますか、
どこかで見かけたデジャブ感や金太郎飴の状態です。

工務店なら工務店らしく、
ちょっとだけ異なるスタンスの趣きを考えて具現化すれば、、
それだけでも部屋探しをする方は
「ここなら住みたい」と選択肢の上位に考えてもらえる
のだと思います。

そんなこんな、
遡ること4年前、Iさんご夫婦と工房との出会いは、
お互いにWIN-WINだったと言えそうです。

お読みいただきありがとうございました。