皆さんこんにちは。

最近あまり飼い猫のモクをかまってないので、
尻ポンすると
「フーフー」怒られるヨシコシです。


こちらは少し前にお引渡しになりました
練馬区の木造住宅。
今日のWEB内覧会は
お施主様と二人三脚で作り上げた住宅の紹介です。

狭小住宅 ガレージ 鉄骨バルコニー

  (竣工間際の様子)


無事にお引越しもされて
ご新居の生活も落ち着かれた先日。

カフェ巡りが好きで早起きの苦手な設計の石川女史と、
最近どうやら子供にWiiを買ってあげた監督の橘と、
ヴェトナムで人情の大切さを真摯に学んだ営業のヨシコシは、
お施主様のご新居にてホームパーティーにお招きいただきました。

お施主様はとてもユニークなご夫婦で、
海外生活も長く、お問合せをいただいた時も海外赴任中。
短期の帰国時にお打合せという、
非常に珍しいシチュエーションでスタートしました。
家づくりはこれがはじめてではないそうで、
注文住宅のこだわりを前回以上に期待なさっておりました。

敷地は約14坪、
いわゆる東京都内の狭小敷地です。

そこに、
吹き抜けのある2階建ての建物と
車の駐車スペースが必要な計画でした。


狭小住宅 木造 ガルバリウム鋼板 鉄骨バルコニー

狭小敷地でも、

「床面積の広さ」よりも「空間の心理的解放感」

にこだわる工房です。


できあがった空間はこのようなものになりました。


ロフトへ勾配天井を連ね、
バルコニーへ大きな窓を設けることで、
感覚的な解放感を高めます。
大きなオープンウィンの窓は防火対応品でないため、
別のメーカーの防火シャッターと組み合わせて
法規をクリアしています。

勾配天井 LDK 対面キッチン オープンウィン

階段スペース合わせて2階全体がLDK。
その広さは13.5畳。
間取りの描いてある平面図だけでは判断のつかない
開放的な空間づくり。

吹き抜け 勾配天井 狭小住宅


バルコニーの目隠しフェンス 白いデッキ材

広いバルコニーはお施主様のこだわり。
優先順位の高いご要望です。

鉄骨バルコニー 外壁ガルバリウム鋼板

鉄骨で自立した構造にして、敷地内でできる最大限の
バルコニー面積を実現させました。
車の出入りのしやすさを考え、
手間側の柱の位置は隅にない構造になっています。



ロフト階段 LDK 勾配天井

ロフトから下りる時の眺め、白は膨張色なので、
明るく、より広く空間が感じられます。



ロフトの小窓は「おはよう窓」とトップライトの近接したつくり。
「おはよう窓」から覗いたLDKのようす。
工房の家は断熱性能が高く、
なるべく自然に生活できるよう
天窓の採光やシーリングファンによる対流を大切にします。


勾配天井 天窓 ロフト



吹き抜け 勾配天井 狭小住宅

ロフト面の出っ張った天井はアクセントにして
空間の個性を引き立たせます。



オープンウィン テラス 大きな窓


この広いバルコニーでご主人様と橘が
焼き鳥のバーベキュー!
焼きたてを頬張りながら皆で団欒。

オープンウィン バルコニー 白いリビング



バルコニーの目隠しフェンス 白いデッキ材


ちなみに、
ロフトへ上がる階段ですが、
固定階段がOKな場合とNGの場合があります。
計画地の建築主事により見解が分かれますのでご注意を。

鉄骨の製作階段は空間の形状に合わせ
傾きも空間に合わせて設計できますので
注文住宅と相性がよいです。

鉄骨階段 白 



お客様とはご意見交換を何度も重ねてきましたが、
お打合せの行き違いから大変な局面もございました。

それでも最後にお互いが笑顔でお引渡しできるよう、

「やっぱり工房で建ててよかった!」と
思ってもらえるためだけに私もひた向きになりました。

お施主様も
そうした気持ちを信じていただけたので、
私たちの家づくりに全面的に向き合っていただけました。

信頼関係は、
ものづくりにおいてとても大きいことです。

竣工を皆でお祝いするホームパーティー。

「いやー!できたねー!!」と皆を讃えあう乾杯。

その乾杯のシャンパンは最高に美味しかったです。

ペニンシュラキッチン LIXIL


私も行きつけのBARからシェーカーを借り、
このペニンシュラのキッチンカウンターで
久しぶりにカクテルを作らせていただきました。

キッチン ペニンシュラ 背面収納


夜11時頃まで、食べ、飲み、笑い、
最高の夜でした。

その時の写真を翌日に見ましたら、
全員完全に酔っており・・・。
そして、誰もが天使のような満面の笑顔でした。


吹き抜け 勾配天井 狭小住宅


また素敵なお施主様が工房のOB施主様に加わり、
これからはじまる長いお付き合いがとても楽しみです。

このこだわりのリビングで
快適な毎日を送っていただければ嬉しいです。

お読みいただきありがとうございました。