皆さんこんにちは。
酒場が大好きなヨシコシです。

私が好きな酒場は、非・非日常の酒場。
つまり非日常ではなく、
日常に近いけれど、日常ではないくらいの
背伸びせずに和めるいいお店です。

私の場合はあちこち新規徘徊することはなく、
行くお店は生活の一部の心地よさの範囲で決まっております。 

BARの場合、通う回数は年に数回だけと多くないのですが、
ここ10年、BARで一番多く通っているのは
東京の北区十条にあるアルビオンズ・バーです。

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カウンターの内側に立ってペンダント照明の位置を検討している
高木さん。

40年前から喫茶店をしていたお父さんと、
銀座のマリでバーテンダーの修行をされていた息子の高木さんが、
喫茶店をBARにして、親子でBARを営まれているのがAlbion's barです。

このお店は、今から40年以上も前の価格で1千万円以上かけている
しっかりした内装が、未だ美しく維持されている素晴らしいbarです。

今回、親しくさせていただいている高木さんから
照明工事のご相談を受け、
自分がこのお店のお役に立てるのであればと、
快く引き受けさせていただきました。


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40年以上前の調光器をLED対応品に交換し、
通りに面する出窓に吊られていた外国製ペンダントライトを
カウンター上に移設。
そのスイッチを増設する工事です。電球もLEDに交換します。



今は火器を使用していないので、オブジェとなったレンジフード。
銅板を曲げ加工し、リベット打ちされた一点製作もの。
その重厚で優雅な質感、立派なインテリアです。
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40年以上前の外国製のペンダント照明の修理。
今回、この電気工事をお願いしたのは、今野さん親子。
お父さんは若い頃、ヤマギワや山田照明の照明器具製造の仕事をしていたので、
外国製のソケットの修理を器具交換することなく、その場で復旧することができました。
アルビオンズさんなら今野さんに電気工事をお願いしよう
と、すぐ頭に思い浮かびました。
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お店の一角には、とても懐かしいシングルモルトの空瓶のディスプレイ。
LAGAVULN15年の陶器ボトル、BOWMOREの200周年記念ボトルなどが飾られています。
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モルトウィスキー好きな方のために、
バックバーのサービスショット。センスのよい商品群。
レアなウィスキーもとても良心的に提供している名店だと私は思います。
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40年以上前の調光器を交換するのは貴重な経験。
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40年以上前の調光器。
当時、照明に調光機能を取り入れたお店はそうは多くないはずです。
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こちらは天井の造作です。
ダウンライトも見たことない年季の入りようです。
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ペンダント移設中。配線は天井裏を通しますので、
小さな工事でも2人がかりの仕事です。
高木さん親子よろしく、工事も親子で奮闘中。
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3時間かけてようやくお昼過ぎに工事を終えました。
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LEDに切り替わって、しばらくは元の照明の空間のニュアンスとは
少し異なりますが、思った以上にLEDの電球色の光色が進歩していて、
驚きました。

お読みいただきありがとうございました。