皆さんこんにちは。
部活に就活、婚活に串カツ、
世の中には色々なカツがあると思うヨシコシです。
昨日は休暇を利用してセミナーに行ってきました。
まずは代々木の路地裏のパニーニ屋さんでひと休み。
向かうは、北参道にある幻冬舎です。
幻冬舎主催の工務店セミナーでした。
幻冬舎1号館
館内に入ると階段の踊り場には、
雑誌が平積みされてました。
当たり前ですが出版社って感じです。
幻冬舎主催なので、
会場はさぞ大盛況なのかと思ったのですが、
定員15名までの小さなセミナーで、
参加した工務店は私含め7社のみでした。
幻冬舎は皆さんご存知のことですが、
出版界の風雲児、見城さんが起業した会社ですから、
受付や案内係の人からして武闘派のようなイメージで建物に向いましたが、
新人の皆さんは草食系のおとなしい方々のようでした。
セミナーの内容は、工務店の広告戦略です。
講師は、アコムのキャッチコピー
「1番いいのは、借りないこと」
という有名なキャッチコピーで、
1991年に広告宣伝賞を受賞した竹島靖さんでした。
竹島さんは、毎日広告デザイン賞、ユーモア広告大賞などで多くの受賞歴があり、
<伝説のコピーライター>と呼ばれているお方です。
そんな竹島氏の工務店向けの無料セミナーですから、
面白くないはずはありません。
実際に、大変勉強になる内容でした。
今回のセミナーでは、
氾濫する情報に埋没せずに生き残っていく工務店の戦略的な広告の考え方、
外部に委託せず、自分たちでやっていく工夫についてお話をいただきました。
「縁が円になる」
この日のセミナーのキャッチコピーです。
この言葉をキーワードに、
現在はマスメディアの情報量をはるかに早く膨大に氾濫している情報洪水の中で、
私達が伝えたい情報が埋没しないよう、
「言葉の感性を磨き、人との出会いの機会を多く生んでいきましょう」
という主旨でした。
昨今では、
情報ソースから拡散するスピードについて行けないTVは、
芸人タレントを通じてTwitterやBlog、インターネット情報を
わかりやすく焼き直し、映像化する媒体になり下がりつつあります。
そこにTVの媒体としての面白さはなくなりつつありますし、
そうした現実が横行していることに疑念を感じざるを得ません。
さて、
これから人口減少を迎える日本で900の市町村が消滅し、
2030年には今の4割の賃貸室が空き家になっていくと予測する方もいるそうです。
廃れていく商店街の中で
工務店だけが左うちわで葉巻を咥えていることなどありえません。
工務店は町と表裏一体であり、町が元気でないと
生きていけない存在と言えます。
ですので、
伝えたいメッセージをどうやってどんな人たちに効果的に発信するのか
工務店にとってここは非常に重要なテーマとなります。
氾濫する言葉の洪水、量産されていく型式住宅に埋没することなく、
イメージ先行ではない付加価値のある家を
今後も模索していこうと思います。
これらは
工務店側が立たされている状況ですが、
立場を変えて考えてみます。
建て主になろうとしているあなた、
これからどうやって家を建てようと
考えておりますでしょうか?
<就活>では、
自分の生きがいや遣り甲斐を求めて必死になります。
<婚活>では、
ライフパートナーを求め、自分の眼力と経験で相手を見極めます。
そして、
家づくり。
家はつまるところ、
人間の、家族の、自分の<巣>であります。
その<巣>を<ゼロから計画する>営みは、
失敗が効かない、膨大な出費のかかる営みです。
そのプロセスを<住活>というのでしたら、
<住活>こそ、
コンビニエントなものではなく、
入念な準備や情報収集、方々見学、
自己の人生経験と能力をフルに活用する実践の場
と言えるのではないでしょうか。
<就活>で失敗しても
翌年またチャレンジしたり、いずれ転職したりとリトライできますが、
<住活>の失敗は、
取り返しのつかないほど人生にダメージを与えるリスクが潜みます。
私は家づくりには時間をかけるべきですし、
様々な住まいの有り様を
<住活>を通じて知るべきだと思います。
家づくりを考えはじめてから
2~3年後に竣工するくらいの方が
本来、注文住宅は充実します。
世の中には色々な家の情報が氾濫しております。
私たちの「工房」のつくる家は、
決してわかりやすいキャッチーコピーや広告で集客できている
わけではありませんので、
これから発信していく情報には、
「住活」する方々にきちんとお役にたてるコンテンツにしなくては、
とあらためて強く感じた次第です。
竹島先生の著作に
『危ない「住活」いい家を買う50のヒント』
というものがあります。
今回のセミナーで参加者全員いただくことができました。
さっそく読んでみましたが、この本は良書だと思います。
すべてを正とするのではなく、
自分の経験と照らし合わせながら、
自分が進むべき家づくりのヒントにするには、
とてもよい入門系ガイドマップだと思います。
さて。
セミナーを終えた帰り道に、
北参道の路地裏である絵を見つけました。
コンクリートの打ち放し面に描かれた
墨絵調の兎と蛙。
真夏日の陽射しの下、
目は涼み、気持ちほっこり。
お読みいただきましてありがとうございました。
部活に就活、婚活に串カツ、
世の中には色々なカツがあると思うヨシコシです。
昨日は休暇を利用してセミナーに行ってきました。
まずは代々木の路地裏のパニーニ屋さんでひと休み。
向かうは、北参道にある幻冬舎です。
幻冬舎主催の工務店セミナーでした。
幻冬舎1号館
館内に入ると階段の踊り場には、
雑誌が平積みされてました。
当たり前ですが出版社って感じです。
幻冬舎主催なので、
会場はさぞ大盛況なのかと思ったのですが、
定員15名までの小さなセミナーで、
参加した工務店は私含め7社のみでした。
幻冬舎は皆さんご存知のことですが、
出版界の風雲児、見城さんが起業した会社ですから、
受付や案内係の人からして武闘派のようなイメージで建物に向いましたが、
新人の皆さんは草食系のおとなしい方々のようでした。
セミナーの内容は、工務店の広告戦略です。
講師は、アコムのキャッチコピー
「1番いいのは、借りないこと」
という有名なキャッチコピーで、
1991年に広告宣伝賞を受賞した竹島靖さんでした。
竹島さんは、毎日広告デザイン賞、ユーモア広告大賞などで多くの受賞歴があり、
<伝説のコピーライター>と呼ばれているお方です。
そんな竹島氏の工務店向けの無料セミナーですから、
面白くないはずはありません。
実際に、大変勉強になる内容でした。
今回のセミナーでは、
氾濫する情報に埋没せずに生き残っていく工務店の戦略的な広告の考え方、
外部に委託せず、自分たちでやっていく工夫についてお話をいただきました。
「縁が円になる」
この日のセミナーのキャッチコピーです。
この言葉をキーワードに、
現在はマスメディアの情報量をはるかに早く膨大に氾濫している情報洪水の中で、
私達が伝えたい情報が埋没しないよう、
「言葉の感性を磨き、人との出会いの機会を多く生んでいきましょう」
という主旨でした。
昨今では、
情報ソースから拡散するスピードについて行けないTVは、
芸人タレントを通じてTwitterやBlog、インターネット情報を
わかりやすく焼き直し、映像化する媒体になり下がりつつあります。
そこにTVの媒体としての面白さはなくなりつつありますし、
そうした現実が横行していることに疑念を感じざるを得ません。
さて、
これから人口減少を迎える日本で900の市町村が消滅し、
2030年には今の4割の賃貸室が空き家になっていくと予測する方もいるそうです。
廃れていく商店街の中で
工務店だけが左うちわで葉巻を咥えていることなどありえません。
工務店は町と表裏一体であり、町が元気でないと
生きていけない存在と言えます。
ですので、
伝えたいメッセージをどうやってどんな人たちに効果的に発信するのか
工務店にとってここは非常に重要なテーマとなります。
氾濫する言葉の洪水、量産されていく型式住宅に埋没することなく、
イメージ先行ではない付加価値のある家を
今後も模索していこうと思います。
これらは
工務店側が立たされている状況ですが、
立場を変えて考えてみます。
建て主になろうとしているあなた、
これからどうやって家を建てようと
考えておりますでしょうか?
<就活>では、
自分の生きがいや遣り甲斐を求めて必死になります。
<婚活>では、
ライフパートナーを求め、自分の眼力と経験で相手を見極めます。
そして、
家づくり。
家はつまるところ、
人間の、家族の、自分の<巣>であります。
その<巣>を<ゼロから計画する>営みは、
失敗が効かない、膨大な出費のかかる営みです。
そのプロセスを<住活>というのでしたら、
<住活>こそ、
コンビニエントなものではなく、
入念な準備や情報収集、方々見学、
自己の人生経験と能力をフルに活用する実践の場
と言えるのではないでしょうか。
<就活>で失敗しても
翌年またチャレンジしたり、いずれ転職したりとリトライできますが、
<住活>の失敗は、
取り返しのつかないほど人生にダメージを与えるリスクが潜みます。
私は家づくりには時間をかけるべきですし、
様々な住まいの有り様を
<住活>を通じて知るべきだと思います。
家づくりを考えはじめてから
2~3年後に竣工するくらいの方が
本来、注文住宅は充実します。
世の中には色々な家の情報が氾濫しております。
私たちの「工房」のつくる家は、
決してわかりやすいキャッチーコピーや広告で集客できている
わけではありませんので、
これから発信していく情報には、
「住活」する方々にきちんとお役にたてるコンテンツにしなくては、
とあらためて強く感じた次第です。
竹島先生の著作に
『危ない「住活」いい家を買う50のヒント』
というものがあります。
今回のセミナーで参加者全員いただくことができました。
さっそく読んでみましたが、この本は良書だと思います。
すべてを正とするのではなく、
自分の経験と照らし合わせながら、
自分が進むべき家づくりのヒントにするには、
とてもよい入門系ガイドマップだと思います。
さて。
セミナーを終えた帰り道に、
北参道の路地裏である絵を見つけました。
コンクリートの打ち放し面に描かれた
墨絵調の兎と蛙。
真夏日の陽射しの下、
目は涼み、気持ちほっこり。
お読みいただきましてありがとうございました。
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