皆さんこんにちは。
最近は浅草のリフォーム現場に足繁く通っているヨシコシです。

お施主様ご夫婦がともに建築のお仕事に関わられており、
奥様には日頃お仕事でお世話になっております。

多忙なご主人様は設計のお仕事をされており、
華々しいキャリアをお持ちです。

私の身では
まだまだご主人様の考える設計の世界観、
美意識を正確に読み取ることができません。

それでも、
毎日終電で帰宅され、土曜日も仕事をしているご主人様の
調べ物の手足になることだけでも、
今回の私の責務だと思って臨んでおります。

設計と言えば、

工房の設計の責任者の池上氏が
「ヨシコシさん、買っちゃいましたよこれこれ」
と見せられたもの。

そう、クリストファーアレクザンダーの本でした。
クリストファーアレクザンダー ネイチャーオブオーダーザ・ネイチャー・オブ・オーダー

いいなあ。

人間が生活で纏う最も肝心な衣服は家です。
家はファッションであり、
人体の健康に影響を与える最も高価な 衣服です。

その衣服は、
自然のコードに準ずる美しさでなり立つべきだ
という 論旨を持つのが数学者であり建築家のアレグザンダー
なのではないでしょうか。

建築に詳しいだけでなく、野花や四季の移ろい
自然事象の中から、土地土地に合わせ
人間が形作るべきものを導き出すのが彼の手法です。


敷地の一番いいところに家を建てない。
敷地の一番いいところと調和する家を考える。


野花が好きな池上氏がこよなく愛する理由がわかります。

過密都市の限られた空間で、
厳しい建築法規という制限を受けながら、
モノと素材と光と風の美しいバランスを模索する
東京の設計者。

それはどことなく
俳句を詠む営みにも似ています。

お読みいただきありがとうございました。