皆さん、明けましておめでとうございます。

新年早々、コンビニの車止めにつまずいて
両掌を擦りむいている ヨシコシです。
厄は明けているはずなのですが・・・。

昨年末、
お世話になっているHさんのビルの5年点検に
監督の布山と行って参りました。

この商業ビルは表面が全部ガラス張りになっており、
細かなドットで構成されるセラミック・プリントで
遠くから見るとQRコードになっており、
携帯をかざすと、QRコードが読み取れて、
ビルのテナント情報に飛ぶ拡張現実を採用しております。

Nビルディング 立川市

私の前職のお客様が、
当時、商業ビルを建てられるとのことで、
テラダデザインさんの設計のもと、
工房で建築工事をさせていただきました。

この建物に来る度、
私はHさんの人を想う大切さを感じます。
当時の工房は注文住宅専門でしたので、
まだビルを建てたことがありませんでした。 

私もまだこの仕事につき始めて日が浅く、
右も左もわからない頃のことです。

人の出会いを大切にするHさんらしい、
大変ありがたい話でした。

おかげさまで工房は、
今はマンションや商業ビルも建てています。
工房が、より大きな建築計画に携わる
足ががりを与えてくださったH さん。

私が建築の世界に入ってからも、
Hさんは何一つ変わらず
いつものクールな優しさで接してくれます。



工房では、
毎年の仕事初めに一人一人が書初めをして
皆の前で発表する恒例行事があります。

私の今年の書初めに選んだ言葉は
「つむぐ」でした。

仕事は、必ず人の役に立つものであり、
良い連鎖が起こるものであるべきだ。
ましてや建築業は、
どのような理由があれ、
命を守る社会インフラ業でもあります。

新築のご商談も大切ですが、
OBのお客様の建物は特に大事です。

なぜなら、
それはとても単純明快な理由です。

商談中の計画図の段階で、
お客様は命を落としませんが、

竣工を迎えた建物は、

そこから仏教的に言えば、
目に見えないスピードで緩やかな劣化がはじまります。

当然、そこには
命を守る私たちの使命が伴ってまいります。


そんなこんなで、
今年も人の繋がりを大切に、
努力を重ね、私なりの仕事スタイルを
極めたいと思います。

皆様、本年もよろしくお願いいたします。