皆さんこんにちは。

そろそろモクにつぶやいてもらおうかな、
なんて目論んでいたヨシコシです。

お引渡しした某物件の検査報告書が届きました。

ホームリサーチのハイクラス検査の
「住宅検査報告書」
です。

ホームリサーチ
 

これがいつも分厚いんですよね。
検査の記録は実に200ページ以上あり、

ホームリサーチ

 検査員は工程順に7回くらい現場に来て
第三者検査をします。

検査記録は、こんな感じで
今回は約630のチェックをした様子が
写真と解説つきで掲載されています。

ホームリサーチ


この現場では、
約630のチェックのうち、
3つの指摘がありました。

ホームリサーチ

・石膏ボードのビスが1枚だけ不足している
・給気口の1ヶ所の配管廻りの防水処理が甘い
・構造材の受け金物のビスが1本足りていない

検査員から指摘を受けた現場監督は、
後日、是正したことを写真を添付してホームリサーチへ
報告いたします。


1監督少数棟の管理体制を徹底している工房では、
ほぼ毎日、現場監督が現場で実際に施工を管理しております。


それでも

まだ、

「完璧」

ではない。


1人の監督が
一度に多くの現場を管理することになれば、
本当の注文住宅の構造や意匠の選択の自由度を制限し、
内装、設備、構造、間取りのルールを
ある程度まで規格化しないと

品質は、
必ず落ちます。

学校の先生が
10人のクラスを担当するのと、
40人のクラスを担当するのでは、
1人1人の生徒に丁寧に接することができるのは
どちらでしょうか?

人は普通、安さを求めます。
好んで高い方を選ぶ人は
アラビアの石油王くらいかも知れません。

価格を追求すると、しかしながら多棟体制に
移行する以外方法がありません。

ですので、住宅の建築の場合、
私たちは市場のニーズに逆行した動きを
とっていることになります。

私たちは、
少数棟管理であることを
より特化させるため、
品質のバラツキの出やすい木造は
全棟でこの第三者検査を受けています。

検査は非常に細かいので、
監督は大変です。

それでも、
ホームリサーチの検査は
お客様にとっても
私たちにとっても、
実によいことなのだと思っております。

そしてこの記録、
たとえ指摘された事を完璧に是正しても
「是正前」と「是正後」の両方の写真と解説が、
検査記録に記載されてしまいます。
ある意味、怖い報告書です。

工房では、
その検査記録を製本し、
お客様にお渡ししています。

広告に力を入れるより、
はるかに充実した投資だと思います。

お読みいただきありがとうございました。 
 banner (9)住まいブログの他の記事も検索