えー、皆さんこんにちは。
マイクの声届いておりますか?

この度はご多忙のところ、
当謝罪会見にお集まりいただきまして
誠に恐縮でございます。

えー、わたくしは、

去る8月12日のブログにて、

「クラフトビールの妄想経済」

と称するトピックを立ち上げたドランカーこと、
身長181センチ、
体重は余り公言したくないヨシコシと申します。

そのトピックにおきましては、
皆様へ多大なご迷惑をお掛けしたこと、
心よりお詫び申し上げます。

えー、本会見の・・・

あっ。今このテーブル上の
喉湿しの小さなペットボトル、

中身は水でなく琥珀色のようですが、
誰の愛情でしょうか。
いやいやどうもありがとうございます。


失敬・・・コホン。

私は去るトピックにて、
以下の論調を張らせていただきました。

クラフトビールも、
モルトウィスキーのような
インディペンデントのボトリング業者があればよい。

海外から輸入されるビールの樽は、
日本のクラフトビール愛飲家にとって、
往復の輸送コストまで原価に組み込まれるため、
もしも、仮称「バレラー」と呼ばれる
ビールの保有樽業者が出現すればよい。

外国にリターンする樽には、バレラーが
日本のクラフトビールを充填して外国に出荷すれば、
本来のリターン分の送料は、
それを飲む、
外国のドリンカー達へおっつけることが
できるではないか。

「万国の労働者よ、団結せよ!」

それにより、

クラフトビールの提供コストは、
空樽の返却コスト分が圧縮。

結果的に、

消費者出しの1パイントのコストは下がる。

それを可能にするためには、
樽のヘッドの規格は統一すべきである。

このような論調を展開しておりました。



ところが、
これは私の安直な発想に基づいておりました。


私の妄想経済学のフィールドワーク先、
つまり、
あの、ARASIDEさんなのですが、
実際には
今はこのようなペットボトル樽が
あることを知りました。

クラフトビール 樽

巨大ペットボトル。
よって送料はOne way分だけでOK。

まるで、
山本小鉄しか知らない子供が、
街角でアンドレ・ザ・ジャイアントに出くわしたかのように
衝撃的なサイズのペットボトルで、
クラフトビールが流通しはじめていることを知りました。

その瞬間、私の妄想経済の理論は瓦解しましたことを
この場で発表し、この場で皆様へ深くお詫びを申し上げます。


また、
この理論に賭博並みの夢を託し、
将来的なエンゲル計数の低下を確信して、
以前より多めにビールを飲み始めてしまった方々へは
特に深くお詫びを申し上げますとともに、
どうか、
先物取引などにくれぐれも引っかからぬよう
お願い申し上げます。


あっ・・・、なるほどっ、
大変失礼いたしました。


先ほどのお写真に関しまして。
妄想人類学のフィールドワーク先であります
ARASIDEさん のスタッフのSさんが
さっきの写真では
半分しか写っていないというご指摘がございました。


誠におっしゃる通りでした。
申し訳ございません。
衝撃的なサイズのペットボトルに気を取られてしまい、
写真のアングルまで配慮できておりませんでした。
この場で重ねてお詫び申し上げます。


今回、
私の妄想誘導罪とも言えるアジテーションに関しまして、
今はまだ自費処分というあの憎っくき巨大ペットボトルの
最良な処分方法の検討として、

ペットボトルの「ポイント制回収マシーン」

を設け始めたセブンイレブンで、
あのボトルが「ナナコポイント」の対象品かどうか、
確認させていただくことで
今回の妄想劇への謝意を示したいと思います。


ペットボトル回収機 セブンイレブン



さらに、
私の妄想経済にお付き合いいただいた皆さま、
この場であらためてお詫び申し上げますとともに、
クラフトビール市場は、
やはりまだまだ発想力でさらに伸びうることを
宣言させていただきます。


(グビっ)、し、失礼いたしました。
会見の緊張からか、喉が渇いてしまいました。

中身が水でなかったこと、知ってて口にしちゃいました、
いや、口にしてしまいました。

コホン、

えー、私が思いますに、
日本人は類稀なる改善意識の高い民族であります。

クラフトビール市場におきましては、
生産工程の短さと開栓後の短い消費期限、
そして、それを嗜む消費者のレスポンスの早さを考えれば、

近い未来、日本のクラフトビールは
サッカーW杯で日本が優勝するよりも早く、
この製造と消費のショートサイクルで生まれる
エンドユーザーからのフィードバックによって、
他国で真似できないレベルまで
上り詰めることが予想されます。


クラフトビールに幸あれ!

そして

愛飲家にも幸あれ(私も含む)!


えー、本日は、
私の拙い謝罪会見にお集まりいただき
ありがとうございました。


会場の皆さま、
この会見のブーイングと怒りで、

今まさに
私に投げつけようと手にしているアルミ缶ですが、
誠に申し訳ございません。
できれば4大メジャービール以外でお願いいたします。


えっ?

ワンカップ瓶ならどうか?

いやその・・・あなたは何でここに?



そんなことよりも、

私の拙い謝罪スピーチなど置いておきまして、
皆さまがご存知の
心に残るスピーチと言えば、

キング牧師、J・F ケネディ、ネルソン・マンデラ・・・。

記憶に残る歴史的なスピーチは実に沢山ございます。


ここ近年の伝説のスピーチは、
何と言ってもも、
今から9年前、
米国スタンフォード大学で行われた

スティーブジョブズ氏

の偉大なるスピーチでしょう。



「先走ったエンゲル計数分を返せ」

「建築のトピックかと思った。どうしてくれる」

「妄想が足りないんじゃないの?」

「わしの行くコンビニに回収機なんてない」


そんなモヤモヤ感がございましたら、
どうかぜひこのジョブズ氏のスピーチで、
そのモヤモヤ感をご解消下さい。





本日はご拝聴いただきまして
誠にありがとうございました。
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