皆さんこんにちは。
緑が好きなヨシコシです。

何気に自分の身の回りを見ると、
自宅の造作ドアもオリーブグリーン、
今日のハンカチもグリーン、
Ipadのカヴァーも苔色とベージュのタータン柄、
名刺のロゴもグリーン
(これは昔、ヨシコシ案でデザインしたものを工房で採用してもらえたのでした。ばんざい!)
タイカレー屋で注文するのも、いなばのカレー缶で選ぶのもグリーンカレー。

ですが、ゴレンジャーは、
カレーの大好きなキレンジャーのファンであります。
(いいんです、古いと言われても・・)
キレンジャー カレー
 カレーにつられて敵に捕まることが多いキレンジャー。
  おちゃめキャラ。


建物でグリーンと言えば、
壁面の緑化や屋上の緑化です。


壁面緑化
 こちらは横浜市のとある駅前にあった素敵な壁の緑化
 植物の多様性、みずみずしさ、すばらしいの一言です。

 


image
 こちらは意図せず緑化の道を辿ったと思われる空家
 植物に「やられている」という方が適切かもしれません。
 二酸化炭素の吸収面ではおそらく機能してるか・・・。


そんな緑化ですが、緑化というのは、
自然の植物のコンディションを維持しつづけてはじめて意味を成します。

最近は屋上緑化で芝も簡単に敷けるとか、
費用が安いなどの理由で、
多くの皆さまの新築時の夢のひとつである「屋上」が、
「庭園」と結びつき、急速に需要が高まっております。

ところが、一方で
とある緑化メンテナンス業者さんに尋ねたところ、

「1年で痩せる土の養分補給や土の入れ替えなど、
手入れの労力を厭わない人は、実際にほとんどいないんだから、
私たちのようなメンテナンス業者がいるわけですよ。
2年経っても青々とした芝をキープできる人はすくないですから。
御社のお客さんで屋上緑化したい方がいましたら、
家庭菜園程度でしたら、プランター栽培で管理する方が
絶対いいですよ。」

という、専門家の意見があったりもします。

もちろん、

屋上緑化や壁面緑化そのものを否定していません。

それらをきちんと維持できるかどうかは、
製品や施工性、維持の仕方を熟慮した上で
ご自身で判断しないといけません。
もともと屋上や壁面は植物が自然に育つ環境ではないため、
通常のプランター栽培に比べて維持に労力がかかります。
よって、多くは実際には失敗に終わっているといわれています。


何でもそうなのですが、

住まいというのは「お手入れが必要」で、
「お手入れが不要」なのは、
私が体験して知る限り、
<チタンコーティングの窓ガラス>くらいのような気もしております・・。

それは、
日本板硝子の「レイボーグ光」という商品なのですが、
窓ガラスを拭いてしまっては親水性の効果が落ちる
という理由もありますが、
凹凸が非常に少ないガラス面の物質特性と
表面コーティングの相性がとても良いからなのだと考えられます。

 過去トピック「掃除のいらない窓は本当なのか?」

そんな建材でも、
何十年先までメンテナンスフリーかどうかは不明です。
それにあまり普及していない建材は
当然ながら一般品よりも製造コストも高額になるはずです。
「レイボーグ光」も当然普通の窓ガラスより高いので、
良いからといって全部の窓に採用したら
大変な増額になってしまいますので、
私は無理におすすめもいたしません。

ところが、普通に考えれば「?」なのに、
誤解を与えかねない売り出し方をされている建材が
巷にあふれております。

安い、高耐久、お手入れ不要、○○年保証・・・


外壁材のサイディングに関しましても、

板体(ばんたい=サイディングの板のことです)に長期保証があっても、
板体と板体の継ぎ目に打つシーリング材は
そこまで長くはもちません。

定期点検によって、
シーリング材の状態を目視点検することが実際にはのぞましいものです。


世の中で屋上緑化、壁面緑化をご検討中の皆さんは、
どうか将来継続するメンテナンスの労苦についても
しっかり施工店さんにご確認いただき、
自分でこなせる範囲の内容かどうかもよくご確認いただき、
よりよいマイホームを実現いたしましょう。

お読みいただきましてありがとうございました。
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