皆さんこんにちは。
今日はバリでインドネシア語の家庭教師を雇って、
3時間、語学勉強をしようと思っているヨシコシです。

今日はヴェトナムの二日目のお話です。

初日にIさんと感激の再会を果たした私達。
建築パースを日本へ納品しているVIJAの社長ティエンさんの
オススメのヴェトナムレストランへ晩御飯を食べに行きました。


そのあと、ハノイで日本人のオーナーバーテンダーのいる
BAR WALKへ。ここはちょっと会話が下世話で日本並みで二人とも期待はずれでしたが、
それでも、日本人の方がこうしてハノイではバーを起業している
バイタリティには大いに刺激を受けました。

Iさんと私はすっかり意気投合して、その後、
ヴェトナムの定食屋さんでビールと茹で鶏を摘みに
さらにカフェでビールを飲んで、深夜12時までひたすら語り合いました。
いやはや、想像以上の濃い初日でした。感謝。


翌朝、ワールドカップの初戦で本田がゴールして感動の涙を流した後、
逆転されてしょんぼりしたところで、11時にIさんと再び待ち合わせ。
 
外に出れば荷積みの匠の自転車が。レベル高し。
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一緒にフォー屋で鶏肉とアヒルの相のせフォーの朝食を取りました。

通常のフォーは30000ドン(150円)。相のせは50000ドン(250円)。

ライムを絞って食べるとなお美味しい。

鶏肉とアヒルのフォー
さっぱりして最高です。

散歩がてらバインミー屋を何軒か探して、
バインミー 屋台 2

良さげな店でバインミーをテイクアウト。
こっちの店のパンの方がうまい。
バインミー 作り方

バインミーはヴェトナムの手頃なサンドイッチ。

外はパリっ、中はフワフワ、押せば潰れる

カリフワの柔らかいバケットに、

レバーペースト、きゅうり、トマト、卵、お肉などを挟んだ

サンドイッチ。25000ドン(約125円)。


それを持ってチャーターしたタクシー乗り込んで、

ハノイから50キロ西に離れたところにあるDuong lam(ドゥンラム)村へ。
ヴェトナム国も日本のJICAもこのドゥンラム村の保護プロジェクトを
もっているほどです。

ここで、自転車に乗って集落を二人で徘徊。
Iさんとサイクリング。
Duong lam village6
自転車が趣味の彼はあまりにもオンボロの自転車に
驚愕。

こちらはヨシコシ。暑いので帽子を買いました。
これまたいい具合のブルーの色の門扉の前で。
Duong lam village 吉越

気温35度くらいでしょうか。
へなへなと二人で自転車を漕いでバテバテ。
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たまらず入った露店のおばさんのオススメがこれ。
梅の砂糖付けを水で割ったもの。
梅酒の水割りの酒抜きみたいで美味。

 村には牛も歩いてます。

Duong lam village 牛

この村の鶏はミア鶏と言って有名なのだそうです。
 Duong lam village ミア鶏



美しい農村でした
Duong lam village 4


こちらはお寺であり、集会場。
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この村は科挙の時代の官僚が中心となって村を形成して以来、

今に至るまで伝統的なヴェトナムの暮らしを維持している大変珍しい村で、

昔のヴェトナムの暮らしに興味があって来ることにしました。
 

6時間チャーターしたタクシー代は5000円もしてしまいましたが
勘は大いに吉と出ました。来てよかったです。 
 


このドゥンラムの村だけ時間が止まったようなゆったりした空気が流れています。

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17世紀にできたお寺にはお坊さんらしき人はいなくて、仙人みたいな人がいました。
座っているのは村の人。休憩中。お寺はお坊さんのものでなくみんなのもの。
そして風が抜けて涼しめる場所。

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木部の装飾もヴェトナムにしては随分細かいです。
この頃はまだ漢字の文化だったようです。

 


Duong lam village 7
とれた農作物や草を生活道路で天日干しするのがこの村のスタイル。


村には看板や標識はほとんどありません。

みんなどこが何かわかっていれば集落レベルでは必要ないわけです。

当たり前のことに気づかされました。
 

そんな看板や広告のない村、すごくよかったです。

人の住む場所で商業広告のない場所は大変珍しく、

それだけで美しくもありました。



Iさんと立ち寄った茶屋で、ヴェトナム人の女子会旅行中の

一行さんと休憩の場で一緒になりました。

一人の方が日本語がしゃべれる方で、色々教えていただきながら、

光栄にもヴェトナム女子のスイーツなるものをお裾分けいただきました。
 

これはハノイの300キロ先で採れるという名産マンゴーと
竜眼のような皮の色をしたブドウ、熟したバナナ。
マンゴーの恐るべしうまさ。
シュッと歯ごたえがあるのに味は完熟。口いっぱいに香りが広がり。
こんなマンゴー、初めてです。
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抹茶にミント味がついたゼリーの砂糖水浸し、
ヨモギのようなほのかな苦味にミントの清涼感。
砂糖水のほんのりとした甘さが絶妙です。
いやこれはマニアック。
 ヴェトナム デザート


こちらはバナナの葉っぱで蒸したういろう風のねちょねちょに
蜜をつけて食べるスイーツ。
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ヴェトナム女子の手作り感たっぷりのスイーツでした。


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日本が負けて声もかすれて心身弱っているところ、
摩訶不思議な食べ物をくれてありがとうございました。感謝。

帰り際の露天で水タバコに挑戦。
ヴェトナムの水タバコ3
ゲホゲホッ、

周囲が笑に包まれる。

見かねたお兄さん、

「そうじゃねえ、こうだって」
ヴェトナムの水タバコ6

「こうよ、わかる?」
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「やってみる」
ヴェトナムの水タバコ

結局、真似できず・・。


その後、

ハノイへ戻ってIさんと最後の晩餐に。
 

ハノイに地ビールの醸造所はあるのかと

ネット検索して見つけたのがこの地ビールレストラン。

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でも、黒ビールもラガーもセロリ系の芳香がして、

二杯飲んでもういいかなとなってあっさり赤ワインへ。

食べ物はうまいです。
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料理をつまみながら、二人でヴェトナムのよいところ、

日本が見習ったらいいと思うところ、

Iさんのこれからのハノイでの暮らしへ対する思いや目標。

家づくりのお互いの思い出、

こっちでやったら面白そうな事業アイデア、

ぶらり旅の醍醐味、それはそれはとめどもなく

よく語らいました。良い時間でした。


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骨付き肉に岩塩とパン粉をつけて焼いたヤギのグリル。

香菜のソースに浸してかぶり付く。

ビール園でチリの赤ワインで舌鼓。



Iさんと何回となく話題になったことがあります。


ヴェトナムのハノイで感じたことは、ヴェトナムの人は

裕福でなくても食べるものには苦労していなさそうで、

笑顔が多く見られ、座ってのんびりすることが多い。

仕事では、ディテールとクオリティーをあまり求めていないようで、

競争に常に勝たなければいけない飢餓意識は薄く、

おっとりしたスタイルで仕事に臨んでいる。

総じて彼らは優しく、やっぱり幸せそうに生きている。



そんな彼らの暮らしを目の当たりにしてしまいますと、

常に競争と広告に覆われ、細かいマイナーチェンジと改善を繰り返し、

常に変革することが強く求められる自分たちの国の仕事カルチャーの

ゆとりのなさが少し思い起こされました。
 

ノルマがあり絶え間ない変革も悪いことではないのですが、

行き過ぎた商品の差別化イメージや飢餓感の煽り方、

他より一歩進んでいるという誇張表現などの過剰な情報氾濫が、

自己で判断をする力をも弱めてしまい、

日本人らしくあることのある部分が昔に比べてかなり失われて

いるのだろうなあとか。

それから、ドゥンラム村の古き良き生活を目の当たりにして、 
実際の日常生活で無くても本当は大したことない物事って
実はすごく多いのかなとも考えさせられました。 


大変素晴らしいハノイの2日間でした。

Iさん、本当にありがとうございました。

お読みいただきありがとうございました。

 
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