おはようございます ヒライです。

夏に向けて ウッドデッキ施工のお問合せもだいぶ増えてきました。

本日は 久しぶりに橘先生をお招きいたしまして、
ウッドデッキの造り方を学んでいきましょう。

さて、今回のご質問は・・・

〇根太のピッチはどれくらいの寸法を採ればよいのですか?

こちらの質問も良く耳にしますね~

まず根太がわからない人のために説明しますと、踏み板(床板)を受ける材です。

Aパターン
001
Bパターン
002

Bパターンでは、根太=大引き となっております。

ピッチについては、図にも書いてありますが、
基本的に材を飛ばせる寸法は、飛ばす材の厚みの25~30倍です。
※材を飛ばすとは、材が柱・束等の上に乗る材があるときに柱・束等の間隔
  を指して飛ばすという。

弊社で施工する場合は、30倍飛ばしてしまうと少したわみが気になるので
25倍を目安にしています。

ですので、

Aパターンは、踏板が20mm厚なので 450mmピッチ
Bパターンは、踏板が30mm厚なので 750mmピッチ

となります。

AパターンとBパターンの違いは、踏板の厚みによって根太があるかないかですが、
施工する場所の形状・寸法によって施工や材の取り方が有効な方を選定しています。

個人的には、30mm厚の踏板の方が、重厚でかっこいいので好きです。

019
Aパターンの施工例 
60角の束・大引きの上に45*70の根太(ともにセランガンバツ)
踏板は20mm厚のイタウバ
図では70角の束・大引きも飛ばすピッチによって60角になる。

岡田邸完成写真 015
70角の束・大引きに30mm厚の踏板 材はウリン
束を固定できない場合は根がらみが必要になる。
厚みのある材を使うと、重厚感が増して堅牢でかっこよいです。

それでは これらを参考にして 日曜大工で作ってみてください。
暑くなってくると ウッドデッキでバーベキューや ベンチでくつろいだり良いですね~

みなさま 怪我の無いように施工を楽しんでください。

橘先生 どうもありがとうございました。