皆さんこんにちは。
日頃、眼の鱗が落ちないよう気をつけているヨシコシです。
私の眼の鱗が落ちればお客様に還元できるメリットもありますね。


「おとう・・・何をグダグダ言ってるにゃ。あたしは暑くてやる気おきないニャ。」
「ほう・・・食う寝る遊ぶのモクちゃん、一体何のやる気が?!」
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今日はエアコン大手のダイキンのお話です。

50年に渡る取引関係にあるエアコンのダイキンさんと商社の山善さんに
お招きいただき、昨日、空調設備の勉強会に行ってきました。

新宿NSビルの中にある「フーハ東京」がダイキンさんのショールーム。
「fuha TOKYO(フーハ東京)」の「FU(フー)」は暑いものをフーフー冷ますフー、
「HA(ハ)」は、寒い時にハーっと息を指先にかけるあのハーを。
「ふー」と「はー」、何とも文学的なネーミングです。

学び好きヨシコシには期待できそうな空気が満々。

このフーハ東京、家電屋さんでエアコン選びをする前にへ足を運ぶと
温度と湿度のバランスで、人間の温度の感じ方が違うのか、
眼から鱗が落ちます。私も頭の中では理解していたのですが、
初めてその端的な違いを体で感じることができました。
これはすごい貴重な場所だ。

 
■ fuha TOKYO
  新宿区西新宿2-4-1新宿NSビル1階
  10:00~18:00 毎週水曜日休館
ダイキン フーハ東京 新宿NSビル

今日体験したのは、二つの部屋の体感温度の違い。

25度の部屋より、26度の部屋の方が凉しい不思議。

室温25.4度 湿度64.8%
室温26.7度 湿度54.3%

この二つの部屋へ移動しますと
26.7度の部屋の方が涼しく感じます。
人間の体が感じるクセを端的に知ることのできる優れたショールームです。

乾燥したモロッコの木陰が多湿のバンコクの木陰より涼しい意味がよくわかります。

逆に冬場は、同じ室内温度でも湿度が高い方が人は暖かく感じます。

ぜひ新築でエアコンをご検討されている方は、家電屋さんへ行く前に
ここのショールームへ足を運ばれることをおすすめします。

ダイキンは漢字では大金です。

「大阪金属工業所」 → 「大金」 → 「ダイキン(DAIKIN)」

創業は1927年、
今では世界進出華々しく、ダイキンさんの全社員の日本人比率は17%、
実に8割以上が外国人という多国籍企業。
日本の売上高は全体の29%、残り71%は海外での売上だそうです。

ダイキンという会社が、エアコンメーカーとして日本人に身近なので、
まさか日本を代表する世界企業であることにヨシコシは気づいておりませんでした。
(すいませんダイキンさん・・・)

昨日は真面目に勉強するべく、
スケジュールの合間を縫ってほぼ一日がかりの勉強会の予定をねじ込みました。
ダイキン エアコン 講習会

 そんなわけで真面目に勉強中。
新宿NSビルから、横浜のコンタクトセンター(お客様サポートセンター)へ。
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こちらはオペレータの電話対応状況を可視化したディスプレイ。
リアルタイムの対応状況を数字化したもの。
最大で1日2万7000件が昨年の記録だそうです。
お客様センターは2001年に創設され今年で13年目。
数年前に引越ししたのがこのコンタクトセンター。
ダイキン エアコン お客様センター 応対状況


オペレータの対応時間によって机に色がつきます。
ダイキン エアコン お客様センター コンタクトセンター

このサポート体制で、2010年には200万件の電話問い合わせに対応。
2013年には夏の1日で27,000件の問い合わせ、
ピーク時にはトレーニングされた300名のオペレーターで応対するそうです。

大抵は不具合の翌日、早くて即日でダイキンの職人が駆けつけます。
17都道県がこの施設の対応エリア。


これが、お客様センターのオフィス。

ん?見えない?
ガラス 切り替え スクリーン

スイッチを入れると、

いきなりガラスが透明になり、
巨大なお客様センターが!!

「お~!!」 一同大歓声。すごい。
ダイキン エアコン お客様センター コンタクトセンター
このオフィスでは個人情報が厳格に管理され、
働いている方は個人の携帯電話もロッカーにしまいます。
ロッカーから私物を出す時は、透明な入れ物に入れて持ち運ぶ徹底振り。
こうして、ここと西日本のコンタクトセンターが連係し、
24時間365日無休で顧客対応をしていきます。

アフターサポートは
1年間は無料
冷媒管に関わるものは5年間無料
(業務用製品は1年間無料)
です。

いやはや、
メーカーさんでも、ここまで徹底した体制を設けて対応に臨んでいるのは
かなり珍しいのではないかと思います。
これを海外でもやっているそうです。

安心の裏側にある企業の努力、
これが「ジャパン・ブランド」たる所以であると思いました。

本日はここまで。
今度は19世紀のフランスの学者の理論から始まった
「ヒートポンプ」にまつわる話なども取り上げていきたいと思います。

ちなみにこちらは。伊藤園とダイキンさんのコラボ商品。
ぴちょんくんのお茶「ぴ茶」です(非売品)。激レアものです。
伊藤園 ダイキン オリジナルブレンド ぴ茶


お読みいただきありがとうございました。