皆さんこんにちは。
膜好きのヨシコシです。

膜と言えば横隔膜付近のシビレ肉、リードボー。
お肉を処理するとサランラップ よりずっと薄い膜がなかなか取れなくて苦労します。
それをドミグラスソースとオレンジとグランマニエで
コトコト煮込むと、何とも言えない弾力と旨味のある西洋煮物になります。 

さて、
建築の世界で膜と言えば、 
壁の下地に張られる「防湿フィルム」か
ガラスに張られる「LOW-Eガラスフィルム」でしょう。

今日は、ヴェルヴェットアンダーグラウンド好きなYKKApのM部長とお話をする機会があり、
ガラスの膜にもちょっとした動きがあることを知りました。

これまではLOW-Eフィルムと言えば、遮熱タイプか断熱タイプか分かれてました。
住宅の熱損失の2割以上とも言われる窓ですが、
両者のフィルムはつまるところ、
ペアガラスの空気層に接したガラス面の外壁側か内部側に張るかの違いで分類されており、
フィルム自体は同じでした。

これからは、 日射熱取得率の数値によって、
0.49以下を日射遮蔽型、0.5以上は日射取得型と分類される流れとなり、
「ガラスの総LOW-E化」がはじまりそうです。

その昔、
ビデオカセットの規格でVHSとベータの覇権争いがありましたが、
業界の足並みが国の住宅政策主導でそろうのであれば、
性能数値にもとずく新たな規格は、
消費者にとって良いニュースかもしれません。

今は日本の家づくりの性能の過渡期にあります。

後悔しない家づくりをされるには、
住宅の性能だけは
高いレベルで将来のスタンダードを見越した
家づくりに動きましょう。


お読みいただきありがとうございました。
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