こんにちは ヒライです。

日曜日に TBS 夢の扉+ という番組を見ておりまして、
感動し、考えさせられたので触れたいと思います。

内容は、世界遺産登録された『WASHOKU』、登録の立役者の一人
京都の老舗料亭の『菊乃井』の主人、村田 吉弘氏についてでした。

詳しくはこちらを
http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber/20140309.html

びっくりしたのは、
“日本人が日本の材料で作ったものでなければ、和食ではない”
なんて言っているようでは、世界に知ってもらうことはできない―。
と、和食の特徴である『うまみ』を科学し
バナナ×鶏肉で味噌を造ったり、鶏肉×ハチミツ×酢で醤油を造ったりと
手に入らなければ作ればいいと作り出してしまったトコロでした。

村田氏は、『和食が文化遺産登録されたということは、
“保護しなければ消えてしまう遺産だ”という、不名誉な烙印でもあるんやで!』
と、50年後、100年後の未来に「和食文化」を残すために、日本の食を守るために
『日本料理を、正しく世界に発信する』ことを、“自らの使命”とされています。

番組の内容に、私はとても感動し感銘を受けました。
様々な内容の中で、ひとつ

村田氏が言っていた『儲からへん仕事が肝心』

受け取り方は多種多様にあり、穿った見方をしてしまうこともあるでしょう
私は常々、考え方や受け取り方はその人の立場・環境によって大きく左右される
と思っているので、素直に僕はそのステージにまだ到達できていないな
と思いました。

仕事の定義を、自分が生活するための対価を求める作業とするであれば
金にならない仕事というだけでは、相反してしまう。
ということは、その言葉の向こう側に真意があると思いました。

誤解があるといけませんが、
まず村田氏は、自分ではお金を稼ぐ作業をする必要がなく、
する場所にいることはもうできない、という事。

体に例えると、ボタンを押す10本の内の一つの指ではなく、脳なのだ

どの人間(細胞)も、どんな立場(部位)にもなれる可能性はあります。
どの部位が優れているという事ではなく、それぞれの役割があるという事。
脳の人間が、指にいてはいけない居られないという事。

私は、無人島でも生きていける自信はあります。

今、仕事をしている理由としては、
現代社会にある程度の楽しみを求めるためにお金を稼ぐ
という事があると思います。

どんな嫌な事をしてまでも仕事をしよう、会社にいよう、
社会にいようと思っていません。

あ 違う話になってきたので話を戻します。

村田氏の言う、儲からへん仕事の真意を考えると
直接的に金にならない仕事、50年後100年後に畑を残す仕事
という意味なのだろうなと思いました。

思い出したのは、イケガミさん(設計部部長)が言っていた事
やろうとしていたこと。

今、イケガミさん発信で、社員の業務作業のスキルアップではなく
人間的な魅力をあげるためのツールがあります。

まずは『池上文庫』改め『工房文庫』

イケガミさんがお勧めの本を何冊か持ってきて
入門編から難解編まで、そこにヨシコシさんや私も何冊か持ってきて
多種多様なジャンルの面白い本が置いてあります。

今のところ、この3人が読みあって感想言い合って
楽しんでいるカタチですが、2Fのシステム事業部の方も
ちょっと息抜きに来ればと門を開けている状態です。

次に、イケガミさんがやろうとしているのは『工房小展』
イケガミさんが持っている文化的な資料や絵を
イケガミさんの解説と共に展示するというもの

第一回は 準備中 Coming Soon ですので 
こちらは是非、お客様やOBの方にも楽しんでいただければ、
僕も楽しみなのです。


これらは、畑(社員)を耕すというイケガミさんの『金にならない仕事』
なのだなーと、しみじみ思ったのであります。

私の『金にならない仕事』このブログも何かのカタチでそうなっているのだろうか?

この後は、酒の一杯でも酌み交わしながら・・・


お読みいただき感謝いたします。